あいさんの時々ブログ

境界が決めにくいことも

2020/02/26
土地を所有される方や売買をされる方にとって、境界はとても大事なことで、例えば都会では幅が10cmで長さが10mでも大きな金額になり、裁判等に発展することもあります。
境界が確定していれば、隣接土地所有者との人間関係が壊れたりもありませんし、売却や相続の際も円滑に話が進めやすくなれます。
しかし現実には境界が決めにくかったり、決められない場合もあります。こんなこともありました。
一つは、石垣の下を境界とした場合は、はっきりしているようですが石垣は凸凹で、なおかつ土が増えたり(上から流れてきたり)減ったり(雨で流されたり)しますので、揉め出すときりがありませんでした。
次は以前に冬の北海道で土地の引渡しを行ったのですが、前夜からの大雪で積雪が1メートル近くになって境界杭が確認できなくなり、測量図を片手にあの辺りこの辺りと、何とか無事に引渡しをさせていただきました。
最後にご相続などで「あの山」を売却したいとご相談をいただくことがありますが、あの山の境界はどこにあるのか、もっと言えばあの山は本当にこの山で間違いないのかとか、売却までなかなか進みにくいこともございます。