あいさんの時々ブログ

まちづくり・町づくり・街づくり

2021/07/25
 『まちづくり』という言葉は、なんとなく手作り感がいっぱいの感じで、現在私たちが取組んで
いる横浜市まち普請事業の一つとしての、「子安台みんなの家」で目指している、家族食堂や学習
支援活動等のふれあいやコミュニティの活動をTシャツスタイルでも取り組めるぐらいのイメージ
ですかね。
 『町づくり』は行政や実績のあるNPO法人が取り組む、地域のイメージや歴史の重みをしっかり
グリップして、将来のある姿を求めて少しオフィシャルなスタイルで取り組んでいくイメージも
あります。
 さらに『街づくり』になると、手作りでは間に合わずもっと広いエリアを時代のニーズに応える
ために土地区画整理や市街地再開発等の事業手法により、新しい街の出現をスーツスタイルで取組
んでいくようなイメージに思えます。
 わたくし自身も『街づくり』では昔の職場で、港北ニュータウン事業、大泉学園駅前再開発事業
や仙台長町副都心開発事業等に係わってきました。
 横浜のチベットとも言われた港北ニュータウン地区、東京で一番危険な西武池袋線の踏切をクラ
ンク道路で横切る大泉学園駅前、仙台の新たな南の副都心としての長町駅前など新しい街の誕生を
見てきました。
 新しい街が良いこともあれば残念なこともあります。
 わたしの生まれた香椎の町は、福岡の副都心事業によりすっかり生れ変わり、かって松本清張
の名作「点と線」の舞台として知られていましたが、当時の国鉄(現JR)香椎駅や西鉄香椎駅
はとても素敵な駅へと変貌し、香椎の浜も埋め立てられかっての面影もなくなってしまいました。