リライト田中の活動ブログ

相続で取得した空家を10年間放置した結果が酷すぎる

2019/07/03
テーマ:ブログ
 みなさん、こんばんは。
株式会社リライト 代表の田中です。

 今回は、空家を放置した結果について。
 先日、お客様より「相続した熱海の空家を手放したい。地元不動産会社に相談してもことごとく売れないと言われてしまった。どうか助けて欲しい。」とご相談いただきました。

 聞くところによるとその戸建は、空家になり10年が経過…。
 売主様もほとんど現地には行かれていない様子…。
そして、今日は朝一番でその物件の調査開始。
午前中に役所関係での調査を終え、午後からいよいよ現地入り。
 目の前の坂がきつく、車を横付けできないため、駅前のコインパーキングに車を止め、延々と坂道をのぼること15分。
 やっと現地に到着。
…が、その頃には脚が棒に…。苦笑

崖地 売却
 物件は道路から5m以上高く、さらに裏側はもっと高い崖。
 そのため、大部分が土砂災害警戒区域で一部が土砂災害特別警戒区域に指定されている。

 この間、長野県のペンションの現地調査時に建物の中でコウモリに追われたトラウマか玄関を開ける時が一番ドキドキする。苦笑

雨漏り 老朽化建物
 ちょっと室内をのぞき込むと…ありゃりゃ。

天井の穴 雨漏り
 室内なのに上を見上げると天井が抜けており、空が見える…。

 こ、これが10年間放置された空家なのか…。

空家 相続 熱海市
全体的に雨漏りしているうえに、全体的に床が腐っている…。

 崖上のため、解体するのにも200万円以上かかるうえに、リフォームして使うにも500万円以上はかかる…。

 まさにマイナス不動産。

 ただ、お客様のためにも何とかしなければっ。
一筋縄ではいかなそう。
ちょっと販売方法を考えます。
でも、世の中には、今回のような物件がゴロゴロしている。
 そう考えると日本の不動産市況の今後は、ホントに恐ろしい。涙