リライト田中の活動ブログ

10年空家、屋根に大きな穴があいた熱海市の老朽化戸建を売却した方法

2019/09/01
テーマ:ブログ
 みなさん、こんばんは。
株式会社リライト 代表の田中です。

 今回は、熱海市にあった10年空家で屋根に大きな穴があいた老朽化戸建を売却した方法について。

 今年の5月頃、私のことをテレビで見たというお客様より「熱海市にある相続した戸建を手放したい」旨のご相談をいただきました。

 時間がない中、市役所&現地調査を実施。
 来宮駅から急な坂を20分くらい登ったところにある物件は、辿り着くのもやっとでした。

 現地には建物が2棟あり、1棟はリフォームすれば何とか使えそうな状態でした。

熱海市空家 売却
…が、もう1棟は、外観からおかしい…、屋根が少し落ちているというか、崩れているというか…。

 ドキドキしながら玄関のドアを開け、2階に上がり天井を見ると…、そこには大きな穴が!?

屋根の穴 雨漏り
 雨が吹きっさらしの状態。
おかげで1階の天井も腐り、落ちている…。
何が原因かわかりませんが(売主様もご存知ではありませんでした)、かなり気になる。

 物件は土砂災害特別警戒区域、宅地造成等規制法、森林法、景観法、風致地区などの規制を受ける上に水道管が第三者所有地を通過して引込みがされている。
 それに駐車場もなく、宅地部分は道路から約4mも高くなっている。
 う~ん、なかなかの難あり物件ですね…。苦笑

 と、言ってもいつも難あり物件ばかりを扱っている当社には、そういった物件を好んで購入したいというお客様にご登録いただいています。
 そのため、物件調査後、当社のお客様に情報を発信。
 すると…熱海という知名度と利便性からすぐに購入希望者をお探しすることに成功しました!
 購入希望者の方は、屋根に大きな穴があいている建物は解体され、リフォームすれば何とか使える戸建の方を手入れをし、別荘として活用されるそうです。

 売主様は「何がなんでもお子様に相続させたくない」と思い、買主様は「熱海で別荘を持ちたい」と思う。
 そう考えると今回の難あり物件は、所有すべき方のもとに移っていったと考えるのが妥当だと思う。

 なお、売主様から聞くところによると今回の難あり物件は熱海市の不動産会社が全く扱ってくれなかったそうです。
 そして、今日、無事に売却の契約が終わった時、売主様は長年処分が出来ず、こころに刺さっていたトゲが抜けたのかその安堵から大粒の涙を流されて、お子様とともに喜ばれていました。(私もつられて涙を流してしまいそうになりました)

 自分で言うのも何ですが、不動産でお困りの方を救い、笑顔にしている当社って、良い仕事してるな~、と胸張って言える!(^^)