リライト田中の活動ブログ

街のための行動 いくらで売却するかではなく、誰に売却するか

2019/09/06
テーマ:ブログ
 みなさん、こんばんは。
株式会社リライト 代表の田中です。

 今回は、不動産の売却について。
 当たり前のことですが、不動産の売却は、売却不動産、つまり売主様がいて、かつ、買主様がいなければ契約にはなりません。
 
 今日、私は、神奈川県内のとある崖地の売却の契約をしました。
 その土地は面積が1,200m2あり、一番低い場所から一番高い場所との高低差が20mもある崖地でした。(土砂災害警戒区域でした)
 そのため、売却活動はするものの、なかなか具体的なお話をいただくことが出来ませんでした…。
 売主様の売却事情は、維持管理ができないことでした。
 
 それでも決して諦めることなく、売却活動を行った結果、売却活動開始から1年近くかけて、かろうじていくつか具体的なお話をいただくことに成功しました!(^^)

 その具体的なお話の中には、本日、ご契約いただいた買主様よりも金額面で上回っている方もいました。
 それでも、売主様は売却先を単純に金額だけで決めることはしませんでした。

 その理由は、「しっかりと維持管理をしていただける方に売却したい」という切実な思いからでした。
 売主様は、地元でも有名な名士の一族の方でした。
 だから、買主様には崖地を何もせずに放置される可能性がある方(近隣住民の方に迷惑をかけてしまう可能性のある方)より、しっかりと造成工事をし、活用していただける方に売却したい、と考えたのです。

 最終的に本日の買主様は、金額面で最も条件が良かった買主様と比べて金額的に200万円下がってしまいました。
 ただ、売主様にとって、それは大きな問題ではなく、「金額ではなく、とてもしっかりとした買主様、大切に使っていただける買主様にお譲りすること、引き継いでいくこと」の方が、売却金額より大切なことだったのです。
 そして、買主様は、売主様に「大切に使わせていただきます」と。
 一方、売主様から買主様に「ご購入いただき、本当にありがとうございます」と。

 売主様の男気溢れる判断は、きっと、これから街を良くしていくに違いありません!
 それは、ゆくゆく近隣住民の方にご理解いただけることになります。
 同時に買主様の造成工事が無事に完了することを祈念します。

 ちなみに今夜は、宅建協会 横浜東部支部の会員さんとの会食。
 先日、都内の戸建売却のお手伝いをさせていただいた御礼にと。
 私は、特に御礼は求めていませんが、お誘いいただいたことは、その案件のお引渡しが終わっていれば極力ご参加させていただいております。

神奈川区 八勢
 今日は、神奈川区役所前にある居酒屋 八勢さんでした。
 暑い日の生ビールは、旨すぎますね~。(^^)