リライト田中の活動ブログ

静かに忍び寄る不動産投資の落とし穴

2019/09/12
テーマ:ブログ
 みなさん、こんばんは。
株式会社リライト 代表の田中です。

 今回は、不動産投資の落とし穴について。
 昨日、オーナーさんに依頼され現地調査を行った静岡県沼津市の築50年の一棟マンション。
 そのマンションは、全18室でそのうち賃貸中のお部屋は9部屋。
 空いてる9部屋は、室内が酷く、貸せる状態ではない。

 オーナーさんは、中古でそのマンションを購入されましたが、適切な管理がされておらず、室内のところどころで漏水や不具合がありました…。
 それにオーナーさん曰く、水道の水はサビ水がでてきているそう…。
 これでは、誰も借りるは人はいません。

老朽化マンション
 空いているお部屋を賃貸で貸せるくらいにリフォームするには、少なくとも300万円はかかってしまう。
 家賃は5万円前後のため、リフォームすると5年間ただで貸すことになってしまいます…。
 これでは、そもそも不動産投資と言えませんよね?

 この状態では、大きな資金の投下は大きなリスクとなってしまいます。
 これが、都内などの人口集中地区であればリフォームした分家賃も上がりやすいのですが、地方都市ではそうもいきません。

 オーナーさんは現在、毎月の家賃収入より返済金額の方が高いという逆ザヤ状態で毎月持ち出しをして返済をしています。

 実はこのようにリフォームしたくてもできない投資用不動産って意外と多いんです。
 このようにしないためには、随時、手直しをし、長期的に適切な管理を行っていくしかありません。

みなさんの投資用不動産は、大丈夫ですか?