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【成約御礼】(栃木県の売れない別荘地の売却)
みなさん、こんにちは。
今回は、当社にて販売をしていた栃木県の別荘地売却のお話です。
これは現在の日本の不動産を象徴する特徴的なものでした。
それが、マイナス不動産売買。
昨日、需要が少なくなり売りづらい栃木県にある別荘地内の土地を売却しました。
売主様は、何十年も前に将来別荘を建てたいと思い、その土地を購入されたそうですが、手付かずのまま放置されてしまいました…。
ただ、使っていなくてもかかる毎年の固定資産税と別荘地の管理費。
それを子どもに相続させられない、とお考えになり、今回売却の運びとなりました。
ネックとなったのは、現在では別荘を建てたいという需要がなく、売りづらいということ。
せめて建物さえあれば、何とか処分はできますが、土地だけだと辛いところ。
そこで当社のユーザー様の中で過去に別荘地をご購入いただいたお客様にご紹介をしました。
すると「積極的に買いたいというものではありませんが、条件次第でその土地を引き受けましょう」と言っていただくことができました。
その条件とは…土地を1円で売買し、売主様が固定資産税と管理費の2年分を負担するというものでした。
さらに…買主様への所有権移転登記費用も売主様が負担するという驚くべき内容でした。
最終的に売主様は、その条件を承諾し、売却代金よりも経費の方が多いというマイナス不動産売買をされたのでした。
それでも売主様は、不動産を子どもに継がせなくてもよいという安堵感よりかなりお喜びになられていました。
実は今回のようなマイナス不動産売買がここのところ、増加傾向にあります。
その理由は、不動産が余っていること。
日本の不動産が余ることなく、みんなで活用方法を考えていきたいものですね。