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不動産の価格をもっと身近に(ウチノカチ・トチノカチ)
みなさん、おはようございます。
株式会社リライト 代表の田中です。
今回は、不動産の価格をもっと身近にということで1つサイトのご紹介です。
不動産価格の情報は気軽に調べられるものではなく、不動産会社からの情報に頼りきりになりがちですね。
そのため物件や土地の購入・売却の際は、一般ユーザーが不利な立場に追いやられやすい。
そんな状況を打破すべく2014年からスタートしたのが、不動産価格相場サービス「ウチノカチ」と公示地価・路線価(相続税評価額)・固定資産税評価額サービスの「トチノカチ」。
いずれも無料・ユーザー登録なしで利用でき、不動産取引価格の透明化・大衆化が期待されます。
「ウチノカチ」で物件価格の情報が身近に
「ウチノカチ」は、不動産の取引価格相場に関する総合情報サービス。
一般ユーザーでも詳細な物件価格の相場を短時間で調べられ、マンションや土地、賃貸物件の価格(家賃)の相場・推移がひと目で把握可。
例えば、マンション価格の相場であれば「エリア、沿線、駅」ごとに、築年数に応じて物件価格がどのような推移で変化しているか確認できる。駅からの距離に応じて、どのように価格が変化するかといった使い方も可能。
また、住宅やマンションだけでなく、農地・林地や賃貸物件といった幅広い物件も調べられるので、不動産ビジネスにも広く活用できます。
掲載データは、国土交通省から提供された過去15年間・計420万件の取引情報に基づき、全国25万地点以上のエリア、2万以上の沿線・駅周辺をカバー。
ユーザー登録なしで気軽に推定取引価格(価格相場、売却相場)を直接算定できるは、大きな魅力といえるでしょう。
「トチノカチ」なら土地の評価額がクリックだけで手に入る
「トチノカチ」は公示地価・路線価・固定資産税評価額など、土地の評価額情報を提供するサービス。
全国約10,000エリアで、駅周辺の土地の評価額情報をクリックだけで調査可能。
土地取引の際の参考となり、相続税や固定資産税の算定時にも活用できそうですね。
同サービス内では相続税や固定資産税の算定方法も確認でき、従来であれば専門家へ依頼する必要があった内容も自分で簡単に算出できかも。
価格相場の算定は、国土交通省が提供する土地総合情報システムのデータおよび、REINS(不動産流通標準情報システム)に基づき、信頼性の高いデータを利用していそう。
更新も常に最新のデータになるよう行われているそうです。
価格相場を視覚的・直感的に把握
「ウチノカチ」では価格相場の変化をグラフで表現しており、不動産の価格相場を視覚的・直感的に把握できる。
また、他のサービスでは不動産の想定取引価格を範囲として算出するのが一般的だが、「ウチノカチ」では金額を回帰分析により直接算出して提示している。
算定条件に類似する過去の不動産取引(取引時期、条件および価格)も確認できるので、不動産取引の際に想定取引価格の算定結果だけでなく、実際の取引内容も確認しつつ検討できるのも魅力ですね。
算定結果は、PDFレポート形式でダウンロードできるので、取引相手との情報共有もスムーズに進められる。
操作方法に不安があるときは、公式YouTubeチャンネル「ウチノカチ チャンネル」をチェック。
「ウチノカチ」は掲載内容は豊富ですが、操作方法にちょっとわかりづらいところがあります。
「ウチノカチ チャンネル」では基本的な操作方法から、価格相場の調べ方の操作手順を解説しているので事前に要チェック。
今後は、初めてのユーザーでも手軽に不動産情報を調べられるよう、不動産相場情報の活用方法についても発信される予定だ。
ウチノカチ チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCkdUs7-P8HuYCBHei7A38Lg
トチノカチ チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCvHE_K3x0hm642cbOjX_UkQ
相続や住み換え……使い方は貴方次第
「ウチノカチ」「トチノカチ」は、ユーザーの状況に合わせた様々な活用方法がある。
例えば「ウチノカチ」は、マンションの物件価格が築年数に応じてどのように推移するかを予測可能。
仮に10年住んだマンションを売却しようとした際、売却価格を算出することで、共益費・修繕積立金などの支払い金額を考慮しつつ、次の住み替えの時期や転居先物件の価格帯などを検討できる。
ライフプランの設計や住み替えの際の参考となるでしょう。
また「トチノカチ」では、相続税の納税額や、固定資産税の税額の概算を計算できるので、相続などのライフイベントに際してどの程度の金銭負担が必要となるかを確認できます。
いずれも今まで一般ではなかなか入手できなかった情報で、専門家に任せきりとなるか、個人が不利な条件を飲まざる得なかった。両サービスによって、情報を独占していた不動産会社の優位は大きく改善されるでしょう。
「ウチノカチ」「トチノカチ」でより良い不動産取引を
「ウチノカチ」と「トチノカチ」を利用すれば、一般ユーザーでも簡単に情報収集ができ、不動産取引の知識も向上していくはず。
不動産取引は、多くの人にとって人生の中でも数回しかない大きなライフイベント。
不動産会社からの情報を鵜呑みにするのではなく、自身でもエリアや築年数などの相場感を身につけて、より良い不動産取引に結びつけてほしいですね。!(^^)!