リライト田中の活動ブログ
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年末年始の休み2日目 最も後ろ向きな業務
みなさん、こんばんは。
株式会社リライト 代表の田中です。
今回は、今まで最も後ろ向きな業務について。
今日の午前中は、都内の弁護士事務所に行き、打ち合わせをしてきました。
それは2年前のコロナ禍、緊急事態宣言下においてお客様からお願いされ、当社が買い取った老朽化した戸建とお荷物不動産。
ちなみに当時は緊急事態宣言下で外出もままならない状況で近くの新築戸建が建物込みで1,980万円で売れているという市況でした。(2~3件は高めの金額で成約していた事例もありましたが)
まずお客様がお荷物不動産の関係者に買わないか、一緒に売らないかと問い合わせするも協力してもらえず…。
お客様からは「地元不動産会社に相談しても相手にされなかった」、「相続放棄も考えている」旨、お聞きしました。
そして、お客様より「お荷物不動産と空き家をそのままの状態で買い取って欲しい」とお願いされたため、利益は出なくてお客様の問題が解決するのであればとボランティアとして購入しました。
※新築戸建が1,980万円で売れているということは、取得・売却時の経費、残置物撤去費用、解体費用、測量費用、建物建築費用を考慮するとタダで引き取っても赤字かもしれないレベルでしたが、それを当社が購入して差し上げました…
それから2年の今年の8月、お客様が破産されたらしく、破産管財人弁護士から封書が届きました。
その内容は、2年前の当社が購入した金額が低すぎるからお金をよこせ、というものでした。
当社は周辺取引事例を考慮し、購入したと管財人弁護士に伝えても、「おたくの取引きは詐欺だ」、「公序良俗違反だ」、「説明義務違反だ」と何度も言われ、あたかも私が犯罪者的な話を何回も言われ、その度にとても嫌な気分になりました…。
そして、最初は1,000万円が時価だと言われたため、1,980万円で新築戸建が売れているのに1,000万円が時価というのはおかしいと反論し、不動産鑑定士の先生に意見書を作成してもらい、管財人弁護士に提示。
…が、弁護士からは「こんなものは何の根拠にもならない」と言われてしまいました…。
それから何度も連絡をとっていた中で「納得しないなら裁判するぞ。そうなったらおたくの会社は今後営業しづらくなるよ」と言われました…。
それまでの対応を裁判所に相談して聞いてみるも裁判所の窓口の方からは「個別の案件には回答出来ない。専門家に聞いて欲しい」と言われたため、「裁判所が専門窓口ではないのですか?」と再度質問。
窓口からは「とにかく裁判所はそれに答えられない」とのこと、裁判所って一体なに…?
それから知り合いの複数の弁護士に意見をいただき検討しました。
その中で1人の先生は、「今回の件は、田中さんは運が悪かった。当て逃げされたようなもの」と言われ、しっくりきました。
そこで…気持ち的には全く納得はしていませんが、本日、その管財人弁護士に500万円を支払ってきました。
もともとお客様(売主様)のために、と考えお手伝いした今回の案件、お客様が破産されたことでなぜか当社が500万円もの損害を被ることになりました。
裁判をするという選択肢もありましたが、後ろ向きな業務にかかる時間、そこからは嫌なことしか生み出されないため、気持ち的にリセットするため、和解という方法をとりました。
今回のことで思ったこと、「運が悪かった」。
私もまだまだ人を見る目がないな…。
そして、今日心に決めた来年のこと、今回の損失500万円を本業の収益で補填までは新規のボランティア案件の受付けをしません。(すでに当社の方でご対応する旨、お約束しているお客様はご対応します)
本当は、今回のお客様のご相談を受けなければ良かったのですが、過去には戻れないから、本当に高い勉強代になってしまった…。苦笑
おそらく今回の案件が起業して12年、今まで最も後ろ向きな仕事となった。
それでも年内に嫌な業務を終えることが出来たので、来年は気持ちを切り替えてスタートダッシュしていきます!(^^)
そんなこんなで、夜にスポーツクラブのマシンジムで今年最後のハードな筋トレをし、帰宅してからは今日の出来事も考慮し、「濃いめ」のレモンサワー。苦笑
人生いいことばかりじゃないから、いいことがあるんだろうなぁ。
ま、でも、とても勉強になりました。(^^)
株式会社リライト 代表の田中です。
今回は、今まで最も後ろ向きな業務について。
今日の午前中は、都内の弁護士事務所に行き、打ち合わせをしてきました。
それは2年前のコロナ禍、緊急事態宣言下においてお客様からお願いされ、当社が買い取った老朽化した戸建とお荷物不動産。
ちなみに当時は緊急事態宣言下で外出もままならない状況で近くの新築戸建が建物込みで1,980万円で売れているという市況でした。(2~3件は高めの金額で成約していた事例もありましたが)
まずお客様がお荷物不動産の関係者に買わないか、一緒に売らないかと問い合わせするも協力してもらえず…。
お客様からは「地元不動産会社に相談しても相手にされなかった」、「相続放棄も考えている」旨、お聞きしました。
そして、お客様より「お荷物不動産と空き家をそのままの状態で買い取って欲しい」とお願いされたため、利益は出なくてお客様の問題が解決するのであればとボランティアとして購入しました。
※新築戸建が1,980万円で売れているということは、取得・売却時の経費、残置物撤去費用、解体費用、測量費用、建物建築費用を考慮するとタダで引き取っても赤字かもしれないレベルでしたが、それを当社が購入して差し上げました…
それから2年の今年の8月、お客様が破産されたらしく、破産管財人弁護士から封書が届きました。
その内容は、2年前の当社が購入した金額が低すぎるからお金をよこせ、というものでした。
当社は周辺取引事例を考慮し、購入したと管財人弁護士に伝えても、「おたくの取引きは詐欺だ」、「公序良俗違反だ」、「説明義務違反だ」と何度も言われ、あたかも私が犯罪者的な話を何回も言われ、その度にとても嫌な気分になりました…。
そして、最初は1,000万円が時価だと言われたため、1,980万円で新築戸建が売れているのに1,000万円が時価というのはおかしいと反論し、不動産鑑定士の先生に意見書を作成してもらい、管財人弁護士に提示。
…が、弁護士からは「こんなものは何の根拠にもならない」と言われてしまいました…。
それから何度も連絡をとっていた中で「納得しないなら裁判するぞ。そうなったらおたくの会社は今後営業しづらくなるよ」と言われました…。
それまでの対応を裁判所に相談して聞いてみるも裁判所の窓口の方からは「個別の案件には回答出来ない。専門家に聞いて欲しい」と言われたため、「裁判所が専門窓口ではないのですか?」と再度質問。
窓口からは「とにかく裁判所はそれに答えられない」とのこと、裁判所って一体なに…?
それから知り合いの複数の弁護士に意見をいただき検討しました。
その中で1人の先生は、「今回の件は、田中さんは運が悪かった。当て逃げされたようなもの」と言われ、しっくりきました。
そこで…気持ち的には全く納得はしていませんが、本日、その管財人弁護士に500万円を支払ってきました。
もともとお客様(売主様)のために、と考えお手伝いした今回の案件、お客様が破産されたことでなぜか当社が500万円もの損害を被ることになりました。
裁判をするという選択肢もありましたが、後ろ向きな業務にかかる時間、そこからは嫌なことしか生み出されないため、気持ち的にリセットするため、和解という方法をとりました。
今回のことで思ったこと、「運が悪かった」。
私もまだまだ人を見る目がないな…。
そして、今日心に決めた来年のこと、今回の損失500万円を本業の収益で補填までは新規のボランティア案件の受付けをしません。(すでに当社の方でご対応する旨、お約束しているお客様はご対応します)
本当は、今回のお客様のご相談を受けなければ良かったのですが、過去には戻れないから、本当に高い勉強代になってしまった…。苦笑
おそらく今回の案件が起業して12年、今まで最も後ろ向きな仕事となった。
それでも年内に嫌な業務を終えることが出来たので、来年は気持ちを切り替えてスタートダッシュしていきます!(^^)
そんなこんなで、夜にスポーツクラブのマシンジムで今年最後のハードな筋トレをし、帰宅してからは今日の出来事も考慮し、「濃いめ」のレモンサワー。苦笑
人生いいことばかりじゃないから、いいことがあるんだろうなぁ。
ま、でも、とても勉強になりました。(^^)