リライト田中の活動ブログ

千葉デー、物件調査でウソでしょ!?

2025/03/13
テーマ:ブログ
 みなさん、こんばんは。
株式会社リライト 代表の田中です。

 今回は、物件調査での出来事について。
 今日は朝から終日千葉県でした。
※車の運転に打ち合わせ等で終日電話には出られませんでした。
今日の案件は昨年お客様よりご相談をいただき、私の方で物件調査をしたところ、①昭和55年頃当時の開発業者が開発許可を取得してはいたものの検査済証・完了公告を受けておらず、②その開発業者が建築基準法の道路とお客様との土地の間に薄皮と呼ばれる土地を持ったまま開発業者が閉鎖し、お客様の土地が建築基準法の道路と接しておらず、建替えが出来ないことが判明しました。

私道 問題
※一見すると普通のどこにでもある街並み

 そのため、私の方で市役所 開発指導課の方と昨年11月下旬に打ち合わせをし、「このままでは当時の開発業者が悪いのに何も知らずに住んでいる方々がみんな建替えが出来ず困ってしまう。だから役所の方で住んでいる方々が建替え出来るように救済して欲しい」とお願いをしました。 
 それから開発指導課の方より「内部で協議した結果、開発行為の検査済証・完了公告がないことは特別に建替えが出来るように承認します。道路と宅地の間の薄皮については、建築指導課と話して、薄皮部分までを建築基準法の道路と認定するのでこれで建替えが出来ます」とご連絡をいただきました。

 そして今日、午後からのお客様との打ち合わせ前に何食わぬ顔して市役所 建築指導課に行き、「こちら(お客様のご自宅であり相談地)の前面道路の種類・接道の有無をお聞きしたい」旨の相談をしました。
私の予想した回答は、「こちらですね。道路と薄皮までが建築基準法の道路と判定されていて相談地もその道路に接してますね」でしたが…窓口担当者の回答は予想に反し、「相談地は道路と宅地の間に薄皮があり、そこは道路認定されていないため、接道要件を満たしておらず、建替えは出来ませんね」と!?
いやいや、ウソでしょ!?
だって昨年11月下旬に開発指導課のTさんより薄皮までが建築基準法の道路とききましたよと伝えましたが、窓口の方は「開発指導課の方からは少し話は聞きましたが、建築指導課としての見解は出してませんよ。まずは道路相談をだしてください」とのこと、マジか…、こんなことってあるのか…、良かった先に市役所に来ておいて…。(T . T)

 午後からのお客様との打ち合わせは、本来なら売却活動開始のための媒介契約の締結予定でしたが、市役所での出来事をお伝えし、まずは市役所の見解が出るまで少し待ちましょうということに。
それからもう一つ致命的なことが判明したため、以前測量をされた土地家屋調査士の先生を訪問し、打ち合わせ。
今回の案件、まぁ、いろいろありますが、一つずつ着実に進めていくしかありませんね、お客様のより良いお住替えのために。(^^)