再建築不可物件や売れない物件、中古住宅の相談はリライトにお任せください

　みなさん、こんばんは。
株式会社リライト　代表の田中です。

　今回は、今日の契約について。
　今日は、声が出ないほど体調が悪かったのですが、それでもどうしても外せない仕事がありました。
内容は、横浜市にある「とても売却が難しい土地」の契約です。



その土地は、
・雑木林で大木が生い茂り、
・ほぼ全部が急傾斜地崩壊危険区域＆土砂災害警戒区域
・一部が土砂災害特別警戒区域（レッドゾーン）
・一部は墓地として使われていたため、墓石もそのまま残置されていた
・建築基準法で定める接道義務を満たしていないため、建物の建築不可
・車の乗入れももできない
という、まさに「売るのは無理かも」と思われがちな物件でした。
ですが、今日、無事に契約を終えることができました。

【こうした土地が「売れにくい」理由】
このような土地は、法律上・地形上の制約が多いため、市場での流動性が極めて低いのです。

▪️売却を難しくする要素
・共有名義で所有者が複数人いる（売却意思・条件の統一が大変）
・土砂災害特別警戒区域内にある（特定開発行為等は許可が必要で、許可取得までに何千万円もかかってしまうことも）
・接道義務を満たしていない（金融機関からの融資利用ができない）
・元墓地（宗教的・心理的要因）としての使用履歴がある
・開発行為ができない

　特に「接道義務を満たしていない土地」は、住宅用地としての価値が極端に下がり、再利用が難しくなります。

【それでも売却できた理由】
難あり物件でも、適切な情報整理と買主とのマッチングがあれば、売却の可能性はゼロではありません。

▪️売却成立のポイント
　1.土地の状況を正確に説明し、書類も整理
　2.利用価値を見出せる専門の買主に提案
　3.共有者全員の意思統一とスムーズな意思決定

　「子どもたちに負の遺産を残したくない」という売主様たちの強い想いも、今回の契約成立を後押ししました。

【まとめ：難あり物件でも諦めない】
土地の条件が悪くても、「売れない」とは限りません。
地域や用途に特化した買主がいる場合、活用法によっては「価値のある資産」として再評価されることもあります。
現に今回の買主様は建物建築目的ではなく、木工や植林等の目的での購入でした。

同じような悩みを持っている方がいれば、ぜひ、一度当社リライトまでご相談ください。

喉が痛く、声がカッスカスでも、どれだけ体調が悪くても「お客様の『安心』のためなら、頑張れる」、今日はそんな1日でした。(^^)