リライト田中の活動ブログ

車が入らない借地権付建物の相続と住宅ストックの維持

2016/03/21
テーマ:ブログ
 みなさん、こんばんは。
代表の田中です。

 今日は、朝から横須賀市に。
ご紹介いただいたお客様との打ち合わせ。
 お客様は相続にて自宅隣の車が入らない
借地権付建物を相続予定。
 あくまで予定です。
 と、いうのも、この借地権付建物、車が通れる道路より
階段を50段以上登るところにあるため、処分に困る。
 建物を解体し地主さんに返地しようものなら、解体費用だけで
400万円超・・・。
 売却をするにも、お客様は他社さんよりタダでも引き取り手が
いない、と・・・。
 他にもいろんな事情がありますが、ポイントは揉めないこと。
そして、次の相続に備え、物件のデリケートな部分を整備しておくこと。
 少しずつですが、前に進んでいくことが大事。
 お客様の円満な相続に向けて、もうひと踏ん張りです。!(^^)!
 
 事務所に戻り、一休み。
そして、娘の中学校まで。
 1月に発覚した娘へのいじめ。
 学校側と教育委員会の打ち合わせも進み、こちらで
お願いしていた最終的な回答をいただくことができました。
 一度、いじめが発生するともう二度と以前と同じ状態に
戻ることはありません。
 いろいろ考えることはありますが、最近ではまた娘の元気な
顔が見られるようになり、一安心です。

 夜にちょっとした時間で新聞を読む。
住宅新報。
 今回の注目記事は、「住宅ストック維持・向上促進事業」です。
住宅新報 リライト
 「住宅ストック維持・向上促進事業」は、国交省が2016年度に
始める初の試み。
 何をというと、住宅の品質向上に加えて、高めた品質が後の
売買時の資産価値に反映される仕組みのこと。
 今まで不動産は、「いいもの」(建物)でも築20年を経過していると
メンテナンス状況が良好でも建物価値が0円と査定されてしまうことが
多々ありました。
 特に不動産売買の際に利用する金融機関の担保評価額も
築年数により建物の価値が判断されていました。
 築年数=建物価格では、良質な中古戸建の流通が
なかなか増えていきません。
 これからはストックの時代、「いいものは、いい」と
客観的な価値の算出が必要となります。

 この試み、金融機関からの問い合わせも多いようです。
不動産業界のみならず、周辺業界も巻き込み、いい仕組みを
つくって欲しいものですね。!(^^)!