マンション占有者がいる築45年・エレベーターがない5階部分の部屋を売却して欲しい!(川崎市宮前区)
ご相談者: | 法人 様(司法書士法人からのご紹介) 神奈川県横浜市神奈川区 |
当社(法人様)が競売で落札した築45年でエレベーターがないマンションがあります。まだ占有者がいるため、立退きを含めた売却までのコンサルティングをしてほしい。
状況
・競売で落札し、まだ占有者が居住中
※残置物の撤去やリフォームの必要がある
・築45年と築年数が経過しているため、売却時買主様の
融資の返済期間が短くなってしまう可能性がある
・エレベーターがないマンションの5階部分のため、
購入できる層が限定されてしまう
解決策
1. 物件調査・価格査定の実施
ご相談をいただきすぐに物件の調査を実施しました。
そして、市場調査をし、価格査定を行い、ご提案させて
いただきました。
2. 占有者の立退きコンサルティング
占有者の方に複数回、売主様とご一緒に訪問したり、お手紙を
お送りしましたが、残念ながら誠意あるご対応がいただけなかったため、
明渡し訴訟の申立て(仮執行)を行いました。
売主様、執行官、荷物搬出業者等と現地で集合し、その後、占有者に
退去していただくことができました。
3. リフォームのご提案
占有者退去後の室内は経年変化で汚れており、そのままの状態での
売却は難しいため、リフォームのご提案。
販売する価格帯や地域性からもフルリノベーションし、高く販売を
するよりも、表層リフォームにとどめ、その分販売価格を抑える様に
ご提案。
実際に表層リフォームでしたが、リフォーム後は見違えるほど
良い印象になりました。
4. 売却活動の開始と成約
空家になり、内装リフォーム後に販売を開始しました。
多数のお問い合わせはあるものの、「エレベーターなしの5階部分」
(階段がつらい)ということでなかなか具体的なお話しをいただく
ことができませんでした。
それでも諦めず、ご紹介を続けていた結果、無事にお客様を
お探しすることができました。
途中、大手不動産会社との競合もありましたが、最終的には
「不動産の見せ方」がポイントとなり、当社にてご成約いただく
ことができました。
担当者からの一言
今回は、物件の特徴からご成約まで少し時間がかかってしまいましたが、
無事に査定金額にて成約することができました。
担当者が「エレベーターなしの5階部分だから売れない」のではなく、
「エレベーターはなくても、5階だから眺望や日当たりがいい」と
考えられるか、この考え方1つでご売却をお任せできる方かどうかが
決まります。
不動産には特徴があります。
その特徴は必ず、いい面と悪い面どちらからでも表現することが
できます。
どうせなら、物件のいい面を強調していきたいですね。
関係者のみなさま、本当にありがとうございました。