購入自宅を購入したいが、リフォームや諸費用を捻出できない。何か方法はありませんか?(購入相談)
ご相談者: | E.W 様(地元不動産会社からのご紹介) 横浜市保土ヶ谷区 |
自宅を購入したいのですが、自己資金がなく、
リフォームや諸費用の捻出ができません。
何か方法はないでしょうか?
状況
・50代の女性のお客様のため、融資審査が厳しい
※諸費用・リフォームローンの利用ができない
・予算内でご希望条件に近い物件を探すと
中古戸建になってしまう
※中古物件は通常リフォームが必要な物件が多い
解決策
1. お客様との面談・資金計画の立案
お客様とお会いし、面談の実施。
どのような物件を探されているか、それはどうしてか等、
よりお客様のご条件に近い物件をお探しするためにも
詳細を打ち合わせさせていただきました。
また、諸条件により融資審査が厳しいことが想定
されたので予めいくつかの金融機関にて融資の事前審査を
実施しました。
結果としては、物件の100%融資までは可能ですが、
諸費用ローンやリフォームローンまでは利用できないことが
判明。
その旨お客様にお伝えしたところ、それでも「どうしても
マイホームが欲しい」というお話をいただいたため、当社が
お客様とコラボレーションするかたちで事業スキームを立案。
物件の100%融資が利用可能ということは、お客様が欲しい
物件を当社が一時的に取得し、物件価格に諸費用やリフォーム費用を
上乗せしてお客様に売却ができれば、お客様は単純に物件の100%
融資でリフォームができ、諸費用もお支払いできることになります。
そのため、当初の販売価格より諸費用分が増額されましたが、
お客様の希望物件を自分好みにリフォームできるというメリットが
あります。
2. 物件の選定とご契約
お客様との打ち合わせで方向性が決まったところで物件を
具体的にご提案し、ご見学いただきました。
お客様より複数ご見学いただいたうちの1件で進めていきたい旨
ご意向がいただけたため、その物件で前述のスキームで再度、融資の
事前審査を実施。
※融資については物件や条件がかわると融資の可否もかわってしまう
ため、再度確認が必要です
お客様の融資の事前審査も承認がおりたため、販売物件の売主様と
当社が購入の売買契約を締結。
当社がお客様と売却の売買契約を締結しました。
3. リフォームの打ち合わせ・リフォーム工事の実施
買主様との売買契約締結後、融資の本審査をしていただきました。
数日で融資の本承認がおりたため、リフォームの打ち合わせ。
お客様とリフォーム業者さんにて直接詳細を打ち合わせ。
その間に当社が販売物件売主様に売買代金をお支払いし、物件の
引渡しを受けました。
リフォームの打ち合わせが終わるとリフォーム工事の着工。
リフォーム工事完了後にお客様より売買代金を受領し、お引渡しを
させていただきました。
担当者からの一言
今回の案件では、「自己資金がない場合での費用の捻出」が
ポイントとなりました。
その点については、お客様と当社がコラボレーションすることで
問題を払拭することができました。
ただ、今回のプロジェクトについては、お互いにリスクがあるため、
詳細について何度もお客様や販売物件売主様と協議をさせていただき
ました。
最終的には当初の計画どおり、何の問題もおきず、
お客様とお引渡しに向かって一緒に行動した結果、
無事にお引渡しをすることができました。
お客様のご両親様もお引越しを楽しみにしているとお聞きしたこと、
当社にお譲りいただいた販売物件売主様からも「良い方にお譲りいた
だいた」旨のお話をいただけたこと等とても良いお取引きとなり
ました。
関係者のみなさま、本当にありがとうございました。