戸建他社では売れないと言われた診療所の売却を手伝って欲しい！（東京都板橋区）
| ご相談者： | A.S 様（税理士法人からのご紹介） 東京都大田区 |
当社（税理士法人 様）のお客様で板橋区で診療所をされていた
お客様がいます。ご高齢のため、診療所を閉院され、その診療所の
売却を検討されております。
他社さんからは建物にアスベストが使用されている関係で
多額の解体費用がかかる、売れないと言われています。
御社にて売却のお手伝いをしていただけないか。
状況
・お客様が大手不動産会社で査定済み
※売れないと言われた
・対象物件の排気ダクトが隣地に越境
・室内には相当な量の残置物がある
・診療所だったため、室内に薬品の臭いが充満
・前面道路が私道で私道所有者からの承諾がない
・建物が老朽化している（雨漏りもあり）
解決策
1. 現況確認と再査定
ご相談をいただいてから現地の確認。
建物は築年数が経過し、老朽化（雨漏りもありました）していた
ものの、鉄筋コンクリート造でしっかりしていました。
そのため、解体するのではなく、残置物の撤去をすることで印象を
良くしました。
また、建物を残置したのはもう１つ理由がありました。
それは、建物の一部にアスベストが使用されていたため、解体する
だけでも相当高額な金額がかかってしまうためです。
何より売主様の思い入れがあるしっかりとした建物を解体して
売却するのではあまりに淋しすぎます。
ただ、もともと診療所だったため、間取りも特殊で薬品の
臭いもとりきれませんでした。
最終的には極力換気を多くしたり、脱臭剤を設置することで
少しでも薬品の臭いを和らげるように努めました。
2. 各種承諾書の取得・販売活動
前面道路が私道のため、当社ご売却受付後すぐに
売主様と一緒に私道所有者の方を訪問し、無償通行・掘削の
承諾書のお願いしました。
私道所有者はお二方いらっしゃいましたが、どちらも快諾して
いただくことができました。（承諾書の取得ができました）
また、物件の排気ダクト等が隣接地に越境してしまっていたため、
こちらも売主様と一緒に「建替えするまでは現状のままで、建替えの
ときに是正する」旨の合意書の取得のお願いに。
とても感じの良いお隣さんで無事に合意書の取得もできました。
そして、大々的に販売活動を開始しました。
3. 売買契約・お引渡し
他社さんでは解体費用を考えると売れない土地と言われた
不動産。
当社では老朽化しているとはいえ、建物も評価。
チャレンジ価格より販売を開始しました。
特殊な物件でしたが、多数のお問い合わせをいただけました。
ただ、ご見学いただいたお客様より「多額のリフォーム費用が
かかる」ということでなかなか具体的なお話になりませんでした。
最終的には、２組のお客様より同時にお申込み（ほぼ
チャレンジ価格での金額）いただき、売主様にどちらの
お客様にご売却いただくかを選択していただきました。
※売主様は消費者契約法上の事業者にあたることも踏まえ、
瑕疵担保責任を免責として売却できるお客様を選択され
ました。
売主様がご高齢のため、お引渡し前に司法書士の先生に
ご本人様確認をしていただき、書類をお預かりいただきました。
そのため、本日は売主様がご不在でお引渡し。
買主様が予めお教えいただいている売主様指定口座に残代金を
お振込みいただくことにより、残代金・お引渡しが完了しました。
担当者からの一言
今回の案件のポイントは、「大手不動産会社より
売れないと言われた物件が相当な金額で売却できたこと」です。
築年数が経過していてもしっかりした建物はしっかりしてます。
全てを建替えるのではなく、「あるものを活かす」こともこれから
ますます重要になってくることだと思います。
承諾書の取得の際に私単独で行動するのではなく、
売主様も快く、ご一緒いただけた点も今回無事にお引渡し
させていただいた要因の1つでした。
当初は、室内の残置物の量にただただ驚きましたが、
お客様にご見学いただいたのは、その残置物撤去後だったため、
非常に良い印象を受けていただくことができました。
「少しでも高く売却する」ためには、前述のように段取りや
商品（物件）の見せ方がポイントとなります。
これからは1つの物件を多角的な面より検証し、
特徴を活かした売却方法を実行することが必要不可欠に
なります。
「他社さんで売れないと言われた不動産」、
本当に売れませんか？
もし、「他社さんで売れないと言われた不動産」を
ご所有のお客様がいらっしゃいましたら、まずは当社に
「お気軽」にご相談ください。
関係者のみなさま、本当にありがとうございました！
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