土地相続物件で栃木県の山奥の土地を手放したい！（栃木県那須塩原市）
| ご相談者： | 司法書士法人 様 神奈川県横浜市 |
弊社が遺言執行者として任命されている案件があります。
その案件で相続人が生前所有されていた栃木県の山奥の土地が
あります。
現況は雑木林となっていて場所の特定もできません。
この不動産を処分し、相続財産業務を完結したいのですが
売却のお手伝いをしていただけないでしょうか。
状況
・雑木林で物件の特定が困難
・境界標が不明
・付近に電気や水道などのインフラがない
・取引事例がない地域
・那須塩原市は東北の震災以降ホットスポットと
なっている
・周辺が私道で通行等の承諾書の取得もしていない
解決策
1. お客様との打ち合わせ
お話をいただき、お客様と打ち合わせをさせて
いただきました。
そして、すぐに周辺の取引相場を調べてみましたが、
事例自体がありませんでした。
2. 現地と行政での物件調査
正式に当社にご売却のご依頼をいただいた後に
現地に行き、物件の調査をしました。
現地は雑木林となっており、場所を特定するのが
困難な状態でした。
もちろん、境界標自体も見当たりませんでした。
行政での調査では、付近に電気や水道がないことが
わかりました。
また、那須塩原市では東北の震災以降、放射量数値が
高いホットスポットとなってしまっていました。
3. 販売活動の開始
現地確認前よりわかっておりましたが、売却が
できるか正直不安な物件でした。
ただ、やってみないと売却できるかわからないので
とにかくチャレンジ。
物件の調査内容をもとに各種サイトに掲載し、独自の
ルートも駆使しながら販売活動を開始しました。
4. お問い合わせからご契約
販売活動を開始し、約1ヶ月くらい経過したときに
1件のお問い合わせをいただくことができました。
そのお客様と詳細を綿密に打ち合わせをし、誠実に
ご対応させていただいた結果、お客様より前に進めたい旨の
お話をいただくことができました。
そして、今回、無事に売買契約及び残代金を同日に行う
一括決済という方法で取引を完了することができました。
担当者からの一言
今回の案件のポイントは、「とにかく売却活動をしてみる」ことでした。
最初に現地に行ったときは、正直、「この物件は売却できるか？」と
思いましたが、思っているだけでは始まりません。
そのため、とにかく行動（売却活動）をしてみることにしました。
実際に売却活動もせずに売れない物件とは言いたくないですよね。
きっと今まではなかなか売れない物件も、インターネットや
様々販促ツールを駆使することで売れる、売りやすい時代になって
きたんだと思います。
実際に取引も完了し、お客様（司法書士事務所 様）の遺言執行者としての
業務遂行のお手伝いができ、一安心です。
もし、「売れない不動産」を持っていると思っている方、というより
思い込んでしまっている方はまずは「チャレンジ」してみてください。
そして、今回は、栃木県の山奥の相場がないところに相場をつくることに成功！
関係者のみなさま、本当にありがとうございました。
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